オリジナルTシャツのフルカラーインクジェットプリント

オリジナルTシャツのインクジェットプリントの特徴

インクジェット印刷とは、印刷機を使って直接Tシャツにインクを噴きつける印刷方法のことを指します。フルカラー印刷対応で色の再現度が高く、印刷のために版を必要としないのが特徴です。 版を必要とするシルクスクリーン印刷とインクジェット印刷を比較すると、使用できる色の種類や向いているデザイン、作成にかかる料金などが異なります。

「United Athle 5.6オンス ハイクオリティーTシャツ」を例に挙げると、10枚作成時はインクジェット印刷の方が安く、50枚作成時はシルクスクリーン印刷の方が安いことがわかります。少量発注の場合はインクジェット印刷がリーズナブルであることが多いです。

「United Athle 5.6オンス ハイクオリティーTシャツ」の印刷方法の比較

印刷方法	インクジェット印刷	シルクスクリーン印刷
使用可能な色数	制限なし（蛍光色・金・銀には非対応）	1色（蛍光色・金・銀にも対応）
向いているデザイン	写真やイラストなど	名前やロゴなど
版	不要	必要
10枚作成時の合計金額	19,107円	19,646円
50枚作成時の合計金額	92,015円	53,845円

自分用やプレゼント用などで1、2枚のオリジナルTシャツを作成する場合は、インクジェットプリントでデザインを印刷できる商品を選んだ方が5,000円以上お得に作成できるケースもあります。

 

インクジェットプリントでオリジナルTシャツにデザインを印刷するメリット

インクジェットプリントでオリジナルTシャツにデザインを印刷するメリットとしては、デザインの自由度が高いことや小ロットで安く作成できること、色数に関わらず同一価格であることが挙げられます。

• フルカラーで自由にデザインできる
• 少ない枚数のオリジナルTシャツを作成するときにコストを抑えられる
• 色数が増えても同じ料金でオリジナルTシャツを作成できる

フルカラーで自由にデザインできる

インクジェットプリントはフルカラー印刷に対応しているため、複数の色を使って自由にデザインできるのが大きなメリットです。単色印刷では難しい写真、イラスト、繊細なロゴなどのプリントにも対応でき、イメージどおりのデザインのオリジナルTシャツを作成できます。

少ない枚数のオリジナルTシャツを作成するときにコストを抑えられる

インクジェットプリントは印刷に版を必要としないため、作成に版代がかかりません。したがって、版を必要とするシルクスクリーンプリントなどと比較して、少ない枚数のオリジナルTシャツを作成する場合にコストを抑えられます。 自分用やプレゼント用などで1、2枚のオリジナルTシャツを作成する場合は、インクジェットプリントでデザインを印刷できる商品を選んだ方が5,000円以上お得に作成できるケースもあります。

色数が増えても同じ料金でオリジナルTシャツを作成できる

シルクスクリーン印刷では使う色の数だけ版が必要になるため、複数の色を使ってデザインを印刷しようとするとコストがかかります。一方、インクジェットプリントでは一度に何色使っても価格が変わらない点もうれしいポイントです。

 

インクジェットプリントでオリジナルTシャツにデザインを印刷するデメリット

インクジェットプリントでオリジナルTシャツにデザインを印刷するデメリットとしては、大量発注時に価格が割高になることと、微細なデザインの再現が難しいことが挙げられます。

• 大量にオリジナルTシャツを作成する場合はコストが割高になる
• 細かすぎるデザインの完璧な再現は難しい

大量にオリジナルTシャツを作成する場合はコストが割高になる

インクジェットプリントは、版代こそかからないものの作成単価は高めです。したがって、ノベルティや記念品などで大量にオリジナルTシャツを作成する場合、シルクスクリーン印刷などと比べると作成コストが割高になる点には注意しましょう。

特に100枚以上の作成となると単価は倍ほどになるケースもあります。社名、ブランド名、簡単なロゴの印刷であれば、シルクスクリーンプリントなどの単価が安い印刷方法を選んだ方がよいでしょう。

細かすぎるデザインの完璧な再現は難しい

インクジェットプリントでは、小さすぎるフォントや線幅が細いデザインが再現できない可能性があります。特にQRコードのようなデザインは読み取りが保証できないため、インクジェットプリントでの印刷は控えましょう。

また、色の濃い生地のオリジナルTシャツには、下に白いインクを敷く白引きという処理をしてから、その上にデザインをプリントします。そのため、インクジェットプリントをしたデザインのフチが数ミリ白くなる場合がある点にも注意してください。