Tシャツ

オリジナルTシャツを作るときに選択できるプリントカラーについて

オリジナルTシャツの主な印刷方法には、2色以上を用いたデザインや写真を印刷する場合に適した「インクジェット印刷」と、ワンポイントでの単色プリントや光沢色・蛍光色といった特色にも対応できる「シルクスクリーン印刷」の2種類があります。インクジェット印刷・シルクスクリーン印刷で再現できるデザイン・色味の特徴を解説していきます。

フルカラーでプリントするインクジェット印刷

フルカラー(2色以上)のデザインでオリジナルTシャツを作成する場合は、インクジェット印刷が向いています。インクジェット印刷は、色の自由度が高く、細かいデザインを再現できることが特徴です。そのため、フルカラーの写真やグラデーションの効いたデザインTシャツを印刷する場合は、インクジェット印刷が一般的に用いられます。

・フルカラー印刷の例 ”商品選択” また、インクジェット印刷では版代(印刷物にインクを付着させる「版」を製作する費用)が発生しないため、10枚以下などの小ロットの印刷ではシルクスクリーン印刷と比較して割安になることがあります。

インクジェット印刷の注意点

インクジェット印刷はフルカラープリントにおけるデザインの再現性が高い反面、不得手とする部分もあります。以下の注意点を確認したうえで印刷方法を検討してください。

半透明なデザインは表現しにくい

インクジェット印刷は、半透明なデザインの表現が苦手です。インクジェット印刷では、色味が不足している部分(半透明の部分)が自動的にはっきりした色味に補正されます。半透明のデザインデータを用意してもTシャツに再現することはできません。

色の再現幅はプリンターの性能に左右される

色の再現は基本的にプリンターの性能の範囲内でしかできません。そのため、「もう少しだけ薄く」「もっと濃く」といった細かな注文はデータ上では表現できても、プリンターの機能的に表現できないことがあります。色味にはある程度の振れ幅が生じてしまうことを、あらかじめ認識しておきましょう。また、フォントが小さすぎる、線幅が細すぎるといった場合も表現できないことがあります。

金や銀などの光沢色は再現できない

インクジェット印刷には、金色や銀色には対応していません。これらの光沢色を使用したい場合は、そのポイントだけシルクスクリーン印刷を取り入れるなど印刷方法を使い分けることになります。

デザインの周囲に白色のフチがついてしまうことがある

生地色が濃いTシャツの場合、デザインの背面に白色のインクを敷いて印刷するため、数ミリほどの白色のフチがデザインの周囲に生じる可能性があります。

ラクスルのデザイン編集画面では色味の確認が可能

ラクスルのオリジナルTシャツのデザイン編集機能では、自由にデザインを展開できるだけでなく、色味の確認もすることができます。この機能は、Tシャツとデザインの色味の相性を確かめる際に効果的です。「デザインは気に入っているけど、実際にTシャツに合わせてみたら色味が合わなかった」なんてことも、デザイン編集機能の活用で回避できます。

デザイン編集画面の使い方

1.シャツの色・印刷方法・印刷箇所を選択し、「デザイン編集画面へ」をクリックします。 ”仕様選択画面” 2.ロゴ・デザイン・文字を追加します。 ”デザイン編集画面” 3.『デザインの確認・保存』をクリックしてから『デザインを保存』をクリックします。 ”デザイン保存” 4.注文手続きをして完了です。 ”注文画面”

色見本から1色を選ぶシルクスクリーン印刷

ワンポイントで使用するロゴなど単色での印刷、かつ10枚以上の注文をする場合は、シルクスクリーン印刷が向いています。シルクスクリーン印刷ではTシャツの本体費用およびプリント費用とは別に、「版」の製作費用が発生するためです。少数の注文になるほど価格のうち版代が占める割合は大きくなります。なお、ラクスルのシルクスクリーン印刷では、光沢色や蛍光色を含めた多彩なバリエーションから色を選択できます。インクジェット印刷と同様に、デザイン編集画面での色味の相性確認も可能です。

印刷可能な色 ”印刷できる色数”

金色・銀色などの特色も選択可能

シルクスクリーン印刷では、フルカラーのインクジェット印刷では表現できない金色や銀色、蛍光色といった「特色」も選択できます。理想とする色がインクジェット印刷では対応できない場合は、シルクスクリーン印刷も視野に入れてみてください。ラクスルで選択できる特色は以下の通りです。

  • 蛍光ブルー
  • 蛍光グリーン
  • 蛍光イエロー
  • 蛍光オレンジ
  • 蛍光ピンク
  • ゴールド(金色)
  • シルバー(銀色)

色の選択は、デザイン編集画面から行えます。 ”デザイン編集画面”

印刷方法と部数に応じて料金が変わる

フルカラー印刷・単色印刷の料金は、Tシャツの作成枚数によって大きく変動します。

フルカラー印刷(インクジェット印刷)    
        
  • 版代が不要
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  • 部数が増えてもTシャツ単価は下がりにくい
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  • 部数が少ない場合、1枚あたりのTシャツ単価はシルクスクリーン印刷より安い
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単色印刷(シルクスクリーン印刷)    
        
  • 版代が発生
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  • 版代が部数に応じて分散されるため、部数が増えるほど単価が安くなる
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