Tシャツ

オリジナルTシャツを自作する方法

自分でデザインをプリントするオリジナルTシャツの作り方

オリジナルTシャツは、自分でデザインをプリントして作成できます。様々な印刷方法で、自宅にいながら自分だけのTシャツを作成可能です。

アイロンプリントでオリジナルTシャツを自作する

アイロンプリントは、アイロンプリントシートに印刷したデザインを生地に転写するプリント方法です。写真やイラストなどフルカラーのデザインも印刷できます。 アイロンプリントでオリジナルTシャツを作る手順

  1. パソコンでデザインを作成またはプリントしたい画像のデータを用意する
  2. デザインの左右を反転させてアイロンプリントシートに印刷する
  3. アイロンプリントシートをTシャツに乗せる
  4. アイロンで熱を加える
  5. アイロンプリントシートが冷めたら台紙を剥がす
  6. 仕上げ用シートをアイロンで印刷箇所に押し付ける

なお、アイロンプリントシートには、白色の生地専用のものや黒色や赤色などの生地にも使えるタイプがあります。自作するオリジナルTシャツの生地色に対応したアイロンプリントシートを選びましょう。

ステンシルプリントでオリジナルTシャツを自作する

ステンシルプリントは、デザインの形状に切り抜いた型を作り、インクを乗せて着色するプリント方法です。パソコンでデザインを作成することなくオリジナルTシャツを自作できます。 ステンシルプリントでオリジナルTシャツを作る手順

  1. カッティングシートを切り抜いてデザインを作成する
  2. Tシャツの内側に新聞紙または不要な布を入れる
  3. カッティングシートを生地に固定する
  4. スポンジに布用インクを付ける
  5. スポンジで生地を優しく叩いてインクを染み込ませる
  6. カッティングシートを剥がして生地を自然乾燥させる
  7. 当て布を乗せてアイロンをかける

Tシャツに新聞紙や布を挟むことで、裏側へのインクの染み込みを防げます。なお、初めてステンシルプリントを行う場合は、パソコンでデザインを作成するのがおすすめです。デザインを印刷した紙にカッティングシートを乗せ、デザインに沿って切り抜くことで、型作りに失敗しにくくなります。

消しゴムスタンプでオリジナルTシャツを自作する

消しゴムをカットして作成したスタンプを使う方法もあります。消しゴムスタンプに布用インクを付け、好きな箇所に押すだけでオリジナルTシャツの自作が可能です。大きなデザインは印刷できませんが、ハートや星などのマークを複数箇所へプリントしたい場合に便利な方法です。

布用ペンやクレヨンでの手描きでオリジナルTシャツを自作する

オリジナルTシャツのデザインは、布用のペイントマーカーやクレヨンでの手描きでも作成できます。デザインの自由度が非常に高く、生地に直接書き込むだけなので手軽に実践できる自作方法です。なお、多くの布用ペンは綿素材に対応しています。ポリエステルや混合素材のTシャツを使用する場合は、書き込みをしたい素材に対応した布用ペンを選びましょう。

ラインストーン装飾でオリジナルTシャツを自作する

ラインストーンは、ガラスやアクリルなどの素材をダイヤモンドのように成形したものです。生地にラインストーンを貼り付けて、輝きのあるおしゃれなオリジナルTシャツを自作できます。 接着剤またはアイロンを使ってラインストーンでの装飾が可能です。アイロンを使う場合は、手芸用の接着シートにラインストーンを乗せて生地に貼り付けます。さらに、当て布をかけてアイロンで熱を加え、シートを剥がして完了です。

業者に発注するオリジナルTシャツの作り方

オリジナルTシャツの自作ができない場合でも、業者に依頼することで作成可能です。Web上でオリジナルTシャツを発注できます。

オリジナルTシャツのデザインを作成する

業者に依頼してオリジナルTシャツを作る場合は、業者のサイトでデザインの入稿を行います。サイト内でデザインを作成できる場合もありますが、あらかじめパソコンでデザインを準備しておくとスムーズです。画像編集ソフトやアプリなどでデザインを作成するか、プリントしたい画像のデータを用意しましょう。

業者のサイトで発注するオリジナルTシャツを選ぶ

デザインの準備ができたら、発注する業者のサイトにアクセスしましょう。次に、多彩な商品ラインナップから、デザインを印刷するオリジナルTシャツを選びます。ラクスルでは、袖の短い一般的なオリジナルTシャツの他に、オリジナルロングTシャツ(ロンT)も取り揃えています。 商品を選ぶ際は、対応している印刷方法を確認することが重要です。プリントしたいデザインに合う印刷方法に対応した商品を選びましょう。フルカラー印刷に対応したオリジナルTシャツなら、写真やカラフルなイラストをプリントできます。 オリジナルTシャツのデザインの印刷方法例

印刷方法 特徴
シルクスクリーン印刷(単色印刷) 穴の空いたメッシュ状の版を使用し、生地にインクを刷り込む。あらゆる素材に印刷できる。
インクジェット印刷(フルカラー印刷) インクを生地に吹き付けてプリントする。綿素材に適している。
熱転写印刷(フルカラー印刷) 転写シートにデザインを印刷し、熱で圧着する。綿にもポリエステルにも印刷可能。
オンデマンド転写印刷(フルカラー印刷) デザインが印刷された転写フィルムに熱プレスをかけ、インクを生地に転写する。綿にもポリエステルにも印刷できる。
昇華転写印刷(フルカラー印刷) デザインが印刷された転写シートを加熱し、インクを気化させて着色する。ポリエステルのオリジナルTシャツに適している。

オリジナルTシャツにプリントするデザインの位置決めをする

発注する商品が決まったら、デザインの印刷箇所を決めます。多くの業者では、前面・背面・袖など様々な位置にプリントが可能です。作成したいイメージに合わせてデザインの位置決めをしましょう。 例えば、存在感を出すには前面に大きくプリントするのがおすすめです。胸や袖の部分にワンポイントのデザインを入れた場合は、スタイリッシュな印象になります。ラクスルでは、複数箇所への印刷にも対応しています。

オリジナルTシャツのデザインを入稿する

次に、オリジナルTシャツのデザインを入稿しましょう。あらかじめ作成したデザインデータをサイト上で読み込み、印刷する位置やサイズの調整をします。ラクスルのデザイン編集ツールでは、データの読み込みだけでなく文字の入力もできます。最後に仕上がりのプレビューも確認できるので安心です。

オリジナルTシャツの注文手続きをする

デザインの入稿まで完了したら注文手続きを行います。作成する枚数を指定し、納品先や支払い方法などの必要事項を入力しましょう。入力した内容と注文金額を確認し、問題なければ注文を確定させて発注完了です。後日、オリジナルTシャツが発送されます。

オリジナルTシャツの手作りや発注のメリットとデメリット

オリジナルTシャツを自分で手作りする場合、自宅で手軽に作業ができます。業者に発注する場合は、デザインが美しくプリントされたオリジナルTシャツが納品されます。

オリジナルTシャツを自分で手作りするメリットとデメリット

オリジナルTシャツの自作は時間がかかり、印刷に失敗するリスクがあるのがデメリットです。しかし、家ですぐに作業を始められ、作成にかかる費用を安くできます。また、自分で作る作業の過程を楽しめるというメリットもあります。手作りすることで気持ちを込められるため、誕生日や母の日・父の日などに喜ばれるプレゼントを贈りたい方にも自作がおすすめです。

オリジナルTシャツを業者に依頼して作るメリットとデメリット

業者にオリジナルTシャツを発注すると、自作よりも費用がかさむ場合が多いというデメリットがあります。しかし、失敗のリスクがなく、プロに印刷してもらうことできれいなオリジナルTシャツを作成可能です。 また、複数枚のオリジナルTシャツを作成できるので、仲間とお揃いのグッズを作りたいときにも業者の利用がおすすめです。体育祭や運動会などの学校行事で使用するクラスTシャツの他、部活のチームウェアも簡単に制作できます。

デザインを作成するときの注意点

プリントするデザインを作成する際には著作権に注意が必要です。マスコットキャラクターのイラストや有名人が撮影した写真、楽曲の歌詞などを著作権者に無断で使うのは著作権の侵害になります。また、フリー素材を除き、SNSやデザイン集で見つけたデザインをそのまま使うのは控えましょう。 また、他人の顔写真や似顔絵を勝手にプリントした場合は、肖像権の侵害にあたる可能性があります。どうしても印刷したい場合は、本人の許可を得てから行いましょう。