タオル

オリジナルタオルのデザイン作成のコツ

オリジナルタオルのデザインの作り方

オリジナルタオルのデザインを作成するときは、用途や作りたいタオルのイメージを明確にするとスムーズです。また、デザインに用いる色やタオルのサイズ、プリント方法なども参考にすると良いでしょう。

 

オリジナルタオルの用途をはっきりさせる

オリジナルタオルは、チームタオルやノベルティなど様々なシーンで利用できます。用途によって相応しいデザインが異なるので、まずは使用目的をはっきりさせましょう。何に使うかを明確にしておくと、デザイン作成をスムーズに進められます。

例えば、応援グッズとしてオリジナルタオルを使う場合は、色のコントラストがはっきりした目立つデザインがおすすめです。結婚祝いとして贈る場合は、刺繍でネーム入りタオルにしたり、2人の写真をプリントするなどのデザインが考えられます。

 

作りたいオリジナルタオルのイメージを具体化する

用途が決まったら、作りたいオリジナルタオルのイメージを具体化させましょう。デザインを作成する前に、取り入れたい項目を検討するとデザインをまとめやすくなります。対応している印刷方法によって採用できる項目は異なりますが、ロゴやスローガン、メッセージ、写真などをデザインに取り入れることが可能です。

 

デザインの色合いを決める

オリジナルデザインのタオルの仕上がりは、デザインの色合いによっても印象が大きく変わります。おおよそのデザインが決まったら、単色とフルカラーのどちらでプリントするかを検討しましょう。 複数の色を使ってプリントする場合は、色の組み合わせを工夫するとイメージに合ったオリジナルタオルが作れます。

例えば、鮮やかな赤とグリーンの組み合わせはポップなイメージ、ネイビーやアースカラーは落ち着いた印象です。 また、「補色」という色相環において反対の色を組み合わせると、それぞれの色を目立たせることができるので、インパクトのあるデザインをプリントしたい場合に適しています。

 

デザインをプリントするタオルのサイズを決める

プリントするデザインがある程度決まったら、タオルのサイズを選びましょう。オリジナルデザインをプリントできるタオルのサイズには、手のひらサイズのハンカチタオルから記念品の定番であるフェイスタオル、大判のバスタオルなどがあります。

デザインをプリントできるタオルサイズ一覧

種類 サイズ 特徴
ハンカチタオル 約200x200mm ポケットに入れて持ち運びできる。キャンペーンのノベルティや子ども向けの記念品に。
ハンドタオル 約340x360mm 普段使いできて携帯しやすい。卒園記念品や展示会のノベルティに。
フェイスタオル 約840x340mm タオルの定番。文化祭や体育大会のクラスタオル、粗品や記念品に。
マフラータオル 約1150x200mm 肩や首にかけて使える。イベントやコンサートの応援タオル、オリジナルグッズに。
スポーツタオル 約1100x400mm 屋外イベントやスポーツ時の汗拭きに最適。チームグッズやイベントグッズ販売に。
バスタオル 約1200x600mm 身体を拭くだけでなく、ひざ掛けや赤ちゃんのおくるみにも使える。ギフトや企業ノベルティ、プレミアムグッズに。
ビーチタオル 約1500×800㎜ バスタオルより大きく厚みがある。等身大タオルにも活用できる。

 

オリジナルタオルのプリント方法を選ぶ

オリジナルタオルのデザインが決まったら、それに合ったプリント方法からオリジナルタオルを選びます。プリント方法は大きく分けると単色印刷とフルカラー印刷、刺繍があります。それぞれの印刷方法に特徴があるので、確認しながら発注を進めましょう。

プリント方法 特徴
シルクスクリーン印刷(単色印刷) メッシュ状の版の穴にインクを落として直接印刷。高品質かつ自然な仕上がり。
インクジェット印刷(フルカラー印刷) インクを直接噴きつける印刷方法。色の再現性が高く、比較的少ない枚数の印刷がお得。
昇華転写印刷(フルカラー印刷) 転写紙にプリントされたデザインのインクを気化させ、生地に転写する。デザインのひび割れや色落ちがない。
刺繍 生地に直接デザインを縫い付ける。耐久性があり、立体感と高級感がある。

 

オリジナルタオルのデザインを作成する

タオルの種類やプリント方法が決まったら、実際にデザインを作成しましょう。自分でデザインを作成する他に、プロに作成してもらう方法があります。なお、オリジナルタオルを作成する場合、基本的にはプリント業者に注文することになります。一部の業者では、手描きの原稿からのデータ作成や、作成したいイメージからデザイン例を提案してくれるサービスを利用可能です。

オリジナルタオルのデザインの作成方法

  • 画像編集ソフトやアプリでデザインデータを自作する
  • 手描きのデザインをスキャンしてデータ化する
  • デザイナーにデザイン作成業務を発注する
  • 注文するプリント業者に作成を依頼する

オリジナルタオル作りに失敗しないデザイン作成のコツ

オリジナルタオルのデザインを正確に生地へ反映させるには、ダイナミックなデザインを作成するのがおすすめです。また、大きさの個体差を考慮して、主要なデザインの配置に注意しましょう。

 

できるだけ大きくはっきりしたデザインを作成する

オリジナルタオルには、繊細な文字や絵柄よりも大胆なデザインが適しています。それは、バッグやマグカップなどと違い、タオルには基本的に毛足があるためです。毛足の隙間にはインクが乗らない部分があり、あまりに細かいデザインは再現できません。そのため、細い線を使わずにデザインを作成するのがおすすめです。 大きくはっきりしたデザインを作成すれば、思い通りのオリジナルタオルに仕上げられます。どうしても細かいデザインや小さな文字の名入れをしたい場合は、毛足がないフラット織りのタオルを選ぶのがおすすめです。

 

端にはオリジナルタオルでメインとなるデザインを配置しない

布製品であるオリジナルタオルは、プリントを行う際に生地が縮むことがあります。同じ商品でもサイズに個体差が生じるため、作成したデザインの端部がプリントされない場合があります。そこで、メインのデザインが欠けることのないように、中央に配置するのがおすすめです。端の部分は繰り返しのデザインまたは余白にすれば、デザイン性が損なわれることはありません。

 

オリジナルタオルのデザイン例

タオルに好きなデザインを印刷するといっても、具体的なイメージやデザインのバランスなどが気になるケースもあります。会社の周年記念品の場合は会社名や会社のロゴ、チームの応援グッズにはチーム名や出場大会名、メンバーの名前などがよくデザインされます。

 

おしゃれなタオルのデザイン例

卒園記念品や結婚式、母の日などのためにオリジナルタオルを作るときには、おしゃれなデザインをプリントしたいものです。おしゃれなタオルのデザインにはオリジナリティのあるモチーフが使われていたり、デザインに統一感をもたせたりすることが多いです。

カーネーションとメッセージをプリント

似顔絵とチーム名をプリント

自分でデザインしたイラストとメッセージを印刷

会社のロゴやネームを刺繍

卒業祝いのメッセージとメンバーの名前をプリント

 

かっこいいタオルのデザイン例

スポーツや企業に関連するタオルのデザインを作成する際は、かっこいい印象のデザインを施すと喜ばれます。シャープなイメージのフォントを使用したり、補色を使ったりすることでインパクトのあるデザインになります。

出場大会名やチーム名を印刷

体育大会の日付やスローガンをプリント

ネームをワンポイント刺繍する

 

タオルにプリントするデザインを作成するときの注意点

プリントするデザインを作成する際には著作権に注意が必要です。マスコットキャラクターのイラストや有名人が撮影した写真、楽曲の歌詞などを著作権者に無断で使うのは著作権の侵害になります。また、フリー素材を除き、SNSやデザイン集で見つけたデザインをそのまま使うのは控えましょう。

また、他人の顔写真や似顔絵を勝手にプリントした場合は、肖像権の侵害にあたる可能性があります。どうしても印刷したい場合は、本人の許可を得てから行いましょう。