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タオルの数え方は「枚」?それとも「本」?

タオルの数え方は「枚」?「本」?

”タオル” タオルの数え方の単位として、まず思い浮かぶのは「枚」でしょう。しかし、一般的に使われている「枚」のほかに、タオルには「本」という数え方もあります。これは手ぬぐいの数え方に由来しているものです。

また、タオルは業者間では12枚1組で取引されているため、ダースを意味する「打」が用いられることもあります。1打は12枚、10打であれば120枚ということです。

ちなみに、マフラーも数え方は「枚」あるいは「本」で、「1枚」「1本」と数えます。なお、「巻」という単位が使われることもありますが、これは首に巻いた回数を数えるときの単位です。また、ハンカチの数え方の単位にも「枚」が使われています。

英語ではタオルをどう数える?

基本的に、英語には日本語のような物の単位はありません。

英語の名詞は、数えられる名詞の「可算名詞」と、数えられない名詞の「不可算名詞」に分けられます。タオルはもちろん、数えられる可算名詞です。可算名詞は1つであれば、「a(an)+名詞(単数形)」、2つ以上は「数+名詞(複数形)」という形で表します。1枚のタオルは「a towel」、2枚のタオルは「two towels」と数えます。

意外と知らない?タオルの豆知識

数え方以外にも、タオルにはあまり知られていない豆知識があります。ノベルティなどのタオル制作にあたって、疑問に感じがちな専門用語などを紹介していきます。

匁(もんめ):タオルの厚みや重さの単位

「匁(もんめ)」はタオルの重さの単位で、「1匁=3.75グラム」です。ただし、タオルは業者間では1ダース12枚単位で取引されていることから、匁は12枚単位で表されています。たとえば、240匁のタオルは、12枚で240匁のため、1枚あたりの重さは75gという計算になります。

匁は重さの単位ではありますが、厚みの目安として用いられることもあります。同じ大きさのタオルなら、通常、匁を基準として重いほど厚みがあり、軽いほど薄いタオルになるためです。

フェイスタオルを例に匁による厚みの目安をみていくと、160〜180匁は銭湯などで使われているような薄手のタオルになります。一般的にノベルティで使用されるのは200〜260匁で、240匁が標準的な厚みのタオルです。260匁以上のタオルは、高級感のある厚さになります。

番手(ばんて):糸の太さを表す単位

「番手(ばんて)」は糸の太さを表す単位です。数字が大きいほど糸が細くなります。また、番手には毛番手、綿番手、麻番手という種類があり、それぞれ基準が異なります。

タオルによく使われる綿糸には綿番手が用いられています。綿番手の場合は、1ポンド(約450グラム)の糸のかたまりを840ヤード(約768メートル)に伸ばしたものが1番手です。一般的なタオルに用いられているのは20番手で、1ポンドの糸のかたまりを16,800ヤード(約15,360m)に伸ばしたものになります。

パイル:生地表面のループ状の糸

パイルとは、タオルの表面にあるループ状の糸のことです。パイル生地が使われているパイルタオルは、このループ状の糸によって弾力性が生まれて、柔らかな肌触りとなるほか、高い吸水性を備えます。

シャーリング:パイルをカットし均一化したタオル

シャーリングとは、パイル生地の表面のパイルを均一にカットすることです。シャーリングタオルは表面が平らでつやがあり、ビロードのような高級感があります。また、表面が平らなためインクがのりやすく、名入れなどの印刷に向いていることも特徴です。

まとめ

タオルの数え方や豆知識を紹介してきましたが、一番ややこしいのは「匁」ではないでしょうか。厚みの目安ではありますが重さの単位としても用いられ、しかも12枚単位での重量です。少々わかりづらいところはありますが、匁や番手、パイル、シャーリングといった専門用語を理解しておくと、実際のタオルをイメージしやすくなるでしょう。

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