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正しいマスクの洗い方を知ろう【布マスク・ウレタンマスク 】

花粉症や感染症対策の観点から、生活必需品となった「マスク」。自分や家族など大切な人の身を守るためにも、清潔に使うことが肝心です。この記事では、マスクの正しい洗い方や注意点などを紹介します。

マスクは正しく洗うことが重要

使い捨てマスクは毎回清潔な状態で使えるため安心ですが、コスト面や、ゴミが増えてしまうため環境への影響が気になるという方もいるのではないでしょうか。その点、布マスクやウレタンマスクなどは洗濯をすることで繰り返し使えるというメリットがあります。しかしこれらのマスクも着用後に正しく洗濯しなければ、汚れやニオイがついたままでむしろ不衛生です。概ね一日一回の頻度で正しく洗い、次の着用時も清潔に使いましょう。

マスクの生地

マスクが日常生活において欠かせないアイテムとなってから、生地や性能などそのレパートリーはより豊富になりました。ここでは、家庭用マスクに絞って代表的な生地やそれぞれの特徴を紹介します。

マスクの生地の種類とそれぞれの特徴

生地 特徴
布マスク(ガーゼマスク) ガーゼや綿織物を主体として作られたマスク。保湿性と保温性に優れている一方で、不織布マスクに比べてウイルスや菌が通過しやすい。
不織布マスク(サージカルマスク) 不織布(織らない布)で作られたマスク。医療用マスクとして用いられているが昨今では一般家庭にも普及。ウイルスを含む飛沫の拡散防止に効果的。基本的には使い捨て。
ウレタンマスク フィット感があり着け心地が良く乾くのも早い。通気性が高いので夏場やスポーツ時の着用に向いている一方で、飛沫抑制効果は布マスクよりも劣るとされている。
その他(スポーツマスク・ファッションマスクなど) 水着やスポーツウェア、機能性肌着の素材などで作られているマスク(薄くて伸縮性が高く、速乾性にも優れている)や、保温・保湿効果、静電気防止に優れたマスク、レース地で作られたファッションマスクなど季節や使用シーンに合わせた製品があるが、大半は医療用マスクではないため感染症予防などの観点では不織布マスクに劣る。

生地ごとの洗い方のポイント

繰り返し使えるマスクの場合、いずれも布マスクの洗い方が基本となります。詳しい手順は後ほど紹介しますが、それぞれの生地の洗い方のポイントや注意点は以下のとおりです。

サイズ 洗い方のポイント・注意点
布マスク(ガーゼマスク) 布マスクは特に耳掛けゴムが痛みやすいため、手洗いが推奨される。難しい場合には洗濯ネットを使用して洗濯機で洗う。
ウレタンマスク ・布マスクと同じ手順で洗うが、特にやわらかい素材なので手洗いの際には「つかみ洗い」をするとよい。 ・布マスクに比べて洗剤の香りが残りやすいので、気になる場合は「微香性」洗剤の使用がおすすめ。
ファッションマスク ・色物・柄物のマスクの洗濯で漂白剤を使う場合には、色落ちする可能性があるので塩素系ではなく「酸素系漂白剤」を使う。 ・「抗菌」「UVカット」「吸汗速乾」「温感」などの高機能マスクは、漂白剤使用不可の場合もあるので必ず洗濯表示を確認する。

布マスクの洗い方(基本のマスクの洗い方)

基本となる布マスクの洗い方は、以下のとおりです。 (参考:厚生労働省「布マスクの全戸配布に関するQ&A 」)【手順1】衣料用洗剤※を水に溶かし、10分程度ひたしてから軽く押し洗いする。※水2ℓに対し、高濃度液体洗剤の場合0.7g、レギュラータイプ液体洗剤の場合1.7g、おしゃれ着用洗剤の場合は5ml程度が目安 ※柔軟剤の使用は避ける【手順2】十分なすすぎをする。【手順3】乾燥機は使わず、陰干しで自然乾燥※する。※清潔なタオルに挟んで水分を吸い取ってから乾燥させると乾きやすい。

注意点

・手洗いができない場合には、洗濯の際にネットの中でマスクが暴れて生地を傷めないよう、なるべく小さいネットを使用しましょう。
・汚れが気になる場合は、塩素系漂白剤を使い、においがなくなるまで十分にすすぎます。
・洗濯の頻度は一日一回が目安です。
・布マスクは洗濯を繰り返すことで徐々に縮みますが、複数回の再利用について品質上の問題はないとされています。 ・布マスクの場合は、形が崩れてきたら使用を中止してください。
・市販品に関しては、商品に記載されている各種表示に従って洗濯 してください。

まとめ

自分自身や大切な人の健康を守るためにも、正しい洗い方でマスクを使いましょう。 なお、ラクスルでは今や日常生活に欠かせなくなったマスクや、保管用のマスクケースをオリジナルデザインで制作することができます。記念品やノベルティの新定番として活用してみてはいかがでしょうか。

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