自作オリジナルアクリルスタンドの作り方
自作オリジナルアクリルスタンドの作り方
アクリルスタンドは通称「アクスタ」とも呼ばれていて、アイドルやアニメのキャラクターなどのイラストや写真を立体的に飾れる人気アイテムです。フィギュアよりも安価で入手できて種類も多いため、今や好きなものを応援する活動「推し活」にアクリルスタンドは欠かせません。お好みのデザインでアクリルスタンドを自作する方も増えています。 オリジナルアクリルスタンドの作り方としておすすめの方法は3つあります。
1. 硬質カードケースを使った方法
2. プラ板を使った方法
3. 業者に発注する方法
それぞれの作成方法について材料や価格、手順を解説します。ご自分に合った作り方を見つけて唯一無二のアイテムを作ってみてください。
安くて簡単な硬質カードケースを使った自作オリジナルアクスタ
硬質カードケースを使ったアクリルスタンド作りは加熱なし、サイズ変更なしで作れる方法です。100円ショップでも取り扱いのある「硬質カードケース」と加熱なしで接着できる「手貼りラミネートフィルム」「マルチスタンド」(またはイーゼル※)を準備して、アクリルスタンドにしたいデザインを紙に印刷して準備完了です。 ※イーゼルとは、写真立ての後ろにあるような、本体を後ろから支える部品の名称です。
硬質カードケースでオリジナルアクスタを作る手順
作り方の手順はまず、ラミネートフィルムの接着面とお好きな形にカットしたデザインの印刷面を合わせるように乗せます。それから硬質カードを乗せ、気泡を抜いてからデザインよりも少し大きめに切ります。最後にマルチスタンドへセットすると自作オリジナルアクリルスタンドの完成です。
硬質カードケースでオリジナルアクスタを自作するときのポイント
硬質カードケースでオリジナルアクリルスタンドを作る際には、販売している売り場やラミネートフィルムの貼り方について確認しておきましょう。
ポイント | 詳細 |
硬質カードケースやマルチスタンドの売り場 | 文具、ハンドクラフト(手芸)、モバイルアクセサリーであることが多い |
手貼りラミネートフィルムの貼り方 | 端からゆっくりと行い、タオルやハンカチなどの柔らかい布で上からしっかり抑えながら気泡を抜いていく |
お店のクオリティを目指せるプラ板を使った自作オリジナルアクスタ
プラスチック板(通称「プラ板」)でもアクリルスタンドを自作できます。準備する物は硬質カードケースの方法よりも少し多いですが、こちらも自宅にあるツールか100円ショップで揃えられる材料がほとんどです。市販品のような品質を目指したい方はこちらに挑戦してみてください。
プラ板アクスタ作りの準備物
材料 | 用途 |
イラストや写真のデータ | プラ板に印刷するデータ、透明度は40%くらいに調整 |
接着剤 | 本体と台座を固定するときに使用、はめ込み式にする場合は不要 |
アルミホイル | トースターで加熱するときに利用 |
オーブントースター | 加熱に利用 |
オーブントースターはオーブン機能付きの電子レンジ、ホットプレートなどでも代用ができます。しかし、プラ板によっては指定の加熱機器以外での使用不可と明記されているため、商品説明事項をよく確認しましょう。プラ板の伸縮率は商品や加熱機器、加熱時間によっても変わりますが、40%~50%くらい縮みます。
プラ板でオリジナルアクスタを作る手順
プラ板でオリジナルアクリルスタンドを作る手順は、「印刷・カット・加熱・組み立て」です。
1. インクジェット対応のプラ板にデータを印刷します。
2. 本体となるプラ板をお好みの形に切ります。台座もプラ板で成形する場合は切っておきます。
3. オーブントースターの網の上にくしゃくしゃにして広げたアルミホイルを敷いてプラ板を乗せ、プラ板の商品説明欄に書いてあるワット数と時間に合わせて加熱します。
4. プラ板が縮んで丸まっても戻るので慌てず、縮み終わったことを確認したらすぐに取り出し、平らになるようプレスします。
5. 本体となるプラ板と台座用のプラ板を固定すると自作オリジナルアクリルスタンドの完成です。UVレジン液を使う方は仕上げ時に塗布しましょう。
プラ板でオリジナルアクスタを自作するときのポイント
プラ板でオリジナルアクリルスタンドを自作するときに確認したいポイントは、印刷面ときれいに仕上げるコツです。プラ板やレジン液は、100円ショップの場合は文具やハンドクラフト(手芸)の売り場に並んでいることが多いです。
ポイント | 詳細 |
インクジェット印刷対応プラ板の印刷面 | ざらついている方 |
きれいに仕上げるコツ | ・印刷面には触らない ・色が濃すぎる場合は透明度を調整する ・気泡が入る場合は加熱温度を指定よりも低めにする |
自作オリジナルアクリルスタンドの人気カスタマイズ
自宅でアクリルスタンドを自作すると、市販品を買ったり業者に依頼したりするよりもコストを安くできることが多く、オリジナリティも追求できます。近年では、アクリルスタンドの台座部分に丸みをつけてゆらゆら揺れるようにしたり、上部にストラップを通せる穴を開ける、あるいは持ち歩けるケースに入れてアクリルキーホルダー(通称アクキー)としても使えるようにしたりといったカスタマイズも人気です。慣れてきた方はカスタマイズやアレンジにも挑戦してみてください。
高品質な仕上がりが期待できる業者にオリジナルアクリルスタンドを発注する
専門業者にオリジナルアクリルスタンドの製作を依頼した場合は、支払ったコストに見合う品質を期待できます。ラクスルでは、高品質な本体と鮮明な色彩で印刷されたアクリルスタンドを、1個から数千個までの数量で注文できます。さらに、編集ツールを使用してデザインに細かくこだわることができるため、アクリルスタンドのクオリティにこだわりたい方には特におすすめです。
ラクスルのオリジナルアクリルスタンド
「オリジナルアクリルスタンドボード」は、アクリルボードと切り込みが入った台座がセットになった商品です。台座の切り込みにボードを差し込むだけで、好きな場所に飾れます。ボードのサイズは[A6]と[B6]があり、片面にフルカラー印刷が可能です。下地に白インクを使用するため、色鮮やかに仕上がります。
オリジナルアクリルスタンドの価格一覧
サイズ | 寸法 | 印刷範囲 | 最低発注数 | 単価 |
A6 | 148×100mm | 128×80mm | 1個 | 1,657円~ |
B6 | 182×129mm | 162×109mm | 1個 | 1,988円~ |
デザイン編集ツールでオリジナルアクリルスタンドのデザインを作成する
ラクスルのデザイン編集ツールを使えば、簡単にオリジナルアクリルスタンドを作成できます。デザインに慣れていない人でも、ウェブ上で手軽にデザインが可能です。
ロゴやイラスト、文字を自由に配置
ベースとなる商品を選択したら、デザイン編集ツールで名入れ部分にロゴ画像や文字を配置します。
四角い枠内であれば、画像や文字を好きなように配置できます。画像や文字は自由にサイズや傾きを変更可能で、複数のデータを重ねることも可能です。文字はフォントの種類やサイズも変更できます。
単色印刷の場合、印刷色を指定すれば全体のカラーを変更できます。
ロゴデータ入稿は複数形式に対応
ロゴやイラストの画像データは複数の形式に対応しています。入稿可能な形式はai、png、pdf、jpg、psdです。
入稿するデータ数に制限がない
デザイン編集ツール上にアップロードできるデータ数には制限がありません。複数の画像を組み合わせてデザインすることが可能です。ファイルサイズには上限があり、50MB以下のデータを選択する必要があります。
Illustratorで作成したデザインを入稿できる
Illustratorでデザインを入稿する場合は、必ず入稿用テンプレートをご使用ください。テンプレート内に記載されている注意点をご確認の上、入稿データを作成してください。
出来上がりのプレビューや共有ができる
名入れ部分のデザインが完了したら、プレビュー画面で全体を確認することができます。このとき、各種SNSで仕上がりイメージを共有することも可能です。