手書きのイラストや文字をプリントしたオリジナルTシャツの作り方
業者に発注する場合のオリジナルTシャツの作り方
オリジナルTシャツは、ネット印刷サービスなどの業者に発注すれば、自分で印刷するよりも手軽に作成できます。きれいに仕上げる自信がないときや、大量のオリジナルTシャツが欲しいときは、業者を利用しましょう。
業者に発注して作る場合の手書きデザイン画の入稿方法と注意点
デザインに影響しないA4普通紙にデザイン画を描く
業者に発注して手書きのイラストや文字をオリジナルTシャツにする場合、デザイン画をスマートフォンなどで撮影したりスキャナで取り込むなどして、デザイン画をデータ化する必要があります。
紙をスキャンしてデータ化する場合は、スキャンしやすいA4以下のサイズの紙を使用するのがおすすめです。また、手書きのデザインは、白く平らな紙に描きましょう。線の入った紙ですと、デザイン画の背景として線が入ってしまいます。色のついた紙を使用すると、デザインしたい色が紙の色の影響を受けて本来の発色ができなかったり、紙の色が反映されて四角い枠のように印刷されてしまいます。凹凸のある紙に描いた場合は、影がプリントされる場合があります。
濃く太い線で描画する
1mm以下の細い線や薄い線は、Tシャツの生地にはっきりとプリントするのが難しいので使わないようにしましょう。イラストや文字を手書きするときは、ボールペンや鉛筆など先の細いものよりも、線が太く色の濃いサインペンを使用するのがおすすめです。もちろん、はっきりとしたデザインであれば、クレヨンや絵の具などで描いたものも入稿に適しています。
手書きデザインの入稿方法
手書きで描いたデザイン画を、スマートフォンなどで撮影したり、スキャナで読み取るなどして、データとして保存します。その後、注文する業者のサイトにあるデザイン編集ツールを使って、位置決めや編集をします。デザインの編集ツールは業者によってさまざまなので、ガイドラインをよく読み、対応可能な保存形式でデザインデータを保存しましょう。
オリジナルデザインTシャツをラクスルで発注する時の流れ
ラクスルでのオリジナルTシャツを作る際の詳しい流れについては、オリジナルTシャツの作り方で解説していますので、ご覧ください。
自分で印刷する場合のオリジナルTシャツの作り方
市販されている専用のシートや紙を貼り付けることによって、自分でTシャツに手書きのイラストや文字をプリントできます。また、ペンやクレヨンなどを使用して、生地に直接手書きするという方法もあります。
自分でTシャツに手書きのイラストや文字をプリントする方法と注意点
市販されている専用のシートや紙を貼り付けることによって、自分でTシャツに手書きのイラストや文字をプリントできます。また、ペンやクレヨンなどを使用して、生地に直接手書きするという方法もあります。
アイロンプリントでオリジナルTシャツを作る方法
アイロンプリントで印刷する場合は紙にデザインを描き、スキャンまたは撮影をしてデータ化します。プリンタで転写シートに印刷した後、Tシャツに圧着します。 【アイロンプリントで手書きのイラストや文字をプリントする手順】 1.手書きで描いたデザイン画をパソコンに取り込む 2.デザインの左右を反転させてアイロンプリントシートに印刷する 3.アイロンプリントシートをTシャツに乗せる 4.アイロンで熱を加える 5.アイロンプリントシートが冷めたら台紙を剥がす 6.仕上げ用シートをアイロンで印刷箇所に押し付ける
アイロンプリントで手書きのイラストや文字をプリントする際の注意点
アイロンプリントシートへデザインを印刷するためには、対応できるプリンタが必要です。コンビニのプリンタではアイロンプリントシートが使えないので注意してください。 アイロンプリントシートには、白色の生地専用のものや黒色や赤色などの生地にも使えるタイプがあります。自作するオリジナルTシャツの生地色に対応したアイロンプリントシートを選びましょう。
紙とラップで手書きのイラストや文字をプリントする方法
紙とラップを使用するときは、アイロンプリントの場合と同じ方法でデータを用意します。アイロンを使用する点も同様です。 【紙とラップで手書きのイラストや文字をプリントする手順】 1.パソコンでデザインを作成またはプリントしたい画像のデータを用意する 2.デザインを普通紙に印刷する 3.貼り付ける部分を切り取る 4.紙をラップで挟む 5.Tシャツに紙とキッチンペーパーを乗せる 6.アイロンで熱を加える 7.冷めたらキッチンペーパーを外す
紙とラップで手書きのイラストや文字をプリントする際の注意点
紙とラップを使うプリント方法は、アイロンプリントシートを使う場合と違い、デザインを反転させて印刷する必要はありません。 デザインが印刷された紙をラップで挟むときは、空気が入らないように注意しましょう。紙が密閉された状態を作り、1分程度かけてアイロンをあてるときれいに貼りつきやすくなります。 なお、食品用ラップは耐水性に優れておらず、洗濯をすると色落ちするか剥がれてしまいます。そのため、部屋に飾るためにプリントしたい場合や、一度だけのイベントで使用する場合におすすめです。洗濯をするときは、他の衣類と一緒に洗わないようにしましょう。
Tシャツに直接イラストや文字を手書きする方法
直接手書きするという方法は、プリンターがない場合におすすめです。ペンやクレヨン、絵の具で自由にイラストや文字を手書きできます。
【Tシャツに直接イラストや文字を手書きする手順】
- 1.裏移りを防ぐためにTシャツの中に新聞紙やダンボールなどを挟みます。
- 2.布用ペンやクレヨンを使用した場合は、色を定着させるために当て布の上からアイロンをかけましょう。アクリル絵の具のみで手書きをした場合、アイロンがけは不要です。
【Tシャツに直接イラストや文字を手書きできる道具】
布用ペン:繊細なイラストや文字が書ける
クレヨン:やさしい風合い
アクリル絵の具:絵の具を混ぜて思い通りの色が作れる
Tシャツに直接イラストや文字を手書きする際の注意点
イラストや文字をTシャツに直接手書きをする際には注意点があります。
新品のTシャツは一度洗ってからデザインを描く
新品のTシャツには糊が付いているので、書き込みをする前に洗濯をするのがおすすめです。糊がある状態で手書きをすると色が着きにくく、洗濯時に色落ちしやすくなります。1回の洗濯で糊は落ちます。
布用ペンやクレヨンを使うときの注意点
大半の布用ペンは綿素材のTシャツには対応していますが、ポリエステルや混合素材のTシャツの場合は注意が必要です。Tシャツの素材をチェックして、対応している布用ペンやクレヨンを選びましょう。
アクリル絵の具を使うときの注意点
アクリル絵の具で手書きをするときは水の量に注意が必要です。水が多すぎると色がにじみやすくなり、少なすぎるとインクの伸びが悪くなります。基本的には、水の量をインクの半分程度にするのがおすすめです。なお、水を増やすと水彩画のようなタッチになり、水を減らすと油絵のように仕上げられます。描きたいタッチに応じて水量を調整することも考えてみましょう。