オリジナルタオルの作り方
オリジナルタオルを手作りする場合の作り方
オリジナルタオルは、自分で既製品のタオルにデザインをプリントして手作りすることもできます。プリントするデザインとタオルを準備したら、ステンシルプリントやアイロンプリントなどの方法でデザインをプリントしましょう。
オリジナルタオルに自分でプリントするデザインを作る
まずはオリジナルタオルにプリントするデザインを作りましょう。業者発注のようにデータを入稿する必要もないため、印刷方法によっては手書きのイラストでも問題ありません。 ただし、ステンシルプリントのようにカッティングシートをデザインの形に切り抜く工程がある印刷方法では、複雑すぎるデザインや写真などは不向きです。デザインの印刷方法を決めている場合は、印刷方法に合うデザインを作成するようにしましょう。
デザインをプリントするタオルを用意する
プリントするデザインが作成できたら、タオルを用意しましょう。業者発注の場合と同様に、サイズや生地の種類に注目してタオルを選んでください。自由にデザインをプリントしたい場合は、無地のタオルを選ぶのが無難です。
タオルにデザインをプリントする
タオルに自分でデザインをプリントする方法には、アイロンプリントやステンシルプリントなどがあります。
アイロンプリントでデザインをプリントする方法
アイロンプリントは、オリジナルタオルの自作で採用されることが多い方法です。アイロンプリントシートにデザインを印刷し、熱で生地に転写します。フルカラーのデザインをタオルにプリントできるのがメリットです。
- ①アイロンプリントシートにデザインを印刷する
- ②タオルにシートを置いてアイロンをかける
- ③シートが冷めたら台紙を剥がす
デザインはパソコンやスマホなどで作成するか、既存の画像データを用意しましょう。なお、デザインを作る際には、転写するとデザインの左右が逆になることに注意が必要です。画像を作成したら、左右を反転させてからアイロンプリントシートに印刷しましょう。
ステンシルプリントでデザインをプリントする方法
ステンシルプリントは、デザインの形状に切り抜いた型を使用するプリント方法です。カッターで切り抜くため、シンプルなロゴやイラストの印刷に適しています。 デザインを紙にプリントしたらカッティングシートを重ね、デザインに沿って切り抜きます。作成した型をタオルに乗せ、インクを染み込ませたスポンジを軽く叩くようにして着色しましょう。生地が乾いたら、当て布をかけてアイロンがけをすれば完了です。
- ①紙にデザインをプリントする
- ②カッティングシートに紙を重ね、デザインの形に切り抜いて型を作る
- ③型をタオルに乗せ、インクを染み込ませたスポンジを軽く叩く
- ④生地が乾いたら当て布をかけてアイロンをかける
なお、表面の繊維が長いパイル生地の場合、インクが浸透せずきれいにプリントされない場合があります。そのため、ステンシルプリントは、シャーリング生地やフラット織りのタオルにおすすめのプリント方法です。 オリジナルタオルの手作りには道具が必要で、作成には手間と時間がかかります。一方、業者に依頼すれば、誰でも簡単にきれいにデザインを印刷したオリジナルTシャツを作成可能です。ラクスルでオリジナルタオルを作成する手順を紹介します。
ロゴやイラスト、文字を自由に配置
ベースとなる商品を選択したら、デザイン編集ツールで名入れ部分にロゴ画像や文字を配置します。
四角い枠内であれば、画像や文字を好きなように配置できます。画像や文字は自由にサイズや傾きを変更可能で、複数のデータを重ねることも可能です。文字はフォントの種類やサイズも変更できます。
単色印刷の場合、印刷色を指定すれば全体のカラーを変更できます。
ロゴデータ入稿は複数形式に対応
ロゴやイラストの画像データは複数の形式に対応しています。入稿可能な形式はai、png、pdf、jpg、psdです。
入稿するデータ数に制限がない
デザイン編集ツール上にアップロードできるデータ数には制限がありません。複数の画像を組み合わせてデザインすることが可能です。ファイルサイズには上限があり、50MB以下のデータを選択する必要があります。
Illustratorで作成したデザインを入稿できる
Illustratorでデザインを入稿する場合は、必ず入稿用テンプレートをご使用ください。テンプレート内に記載されている注意点をご確認の上、入稿データを作成してください。
出来上がりのプレビューや共有ができる
名入れ部分のデザインが完了したら、プレビュー画面で全体を確認することができます。このとき、各種SNSで仕上がりイメージを共有することも可能です。
オリジナルタオル作成時の注意点
オリジナルタオルのプリント色について
枠ありプリント
白色のプリントについて
白または白に近い色はご使用いただけません。 白を表現するためには生地色の白を利用しますので、白(生地部分)はプリント色数に入りません。そのため、カラー生地を使用して白色を表現することはできません。
カラータオルのプリントについて
カラー生地のタオルにプリントする場合、生地色によってはプリント色が暗くなる(色がくすむ)場合があります。また、生地色と同系色でプリントすると、文字が見えにくくなります。 薄いプリント色を希望される場合やご指定色に近いイメージで仕上げたい場合は、白生地をご選択ください。
全面プリント
仕上がりサイズを考慮してデザインを作成してください
デザイン作成時には、文字・デザインの切れや、タオルの白色がでないよう、塗り足し・文字切れを考慮したデータを作成していただく必要があります。 背景がタオルの端まで余白なく印刷されるようにするには、実際の仕上がりサイズ(ピンクの線)からはみ出させておく(塗り足ししておく)必要があります。塗り足しが不足していると、タオルの端が印刷されない可能性がありますのでご注意ください。また、印刷保証範囲からデザインがはみ出してしまうと、文字やデザインが切れてしまう可能性があります。切れてはいけない文字やイラストなどは、印刷保証範囲の内側に収まるように調整してください。
表現が難しいデザインについて
細い文字や細かい文字の抜き部分は文字が潰れやすくなりますのでデザイン作成時にご注意ください。
印刷色によっては白っぽく見えることがあります
フルカラーのインクジェット印刷は、お届け後の色落ちを抑えるために、しっかりと洗浄してお届けします。そのため、全体的に色が白っぽくなる、薄くなる、ムラが出る、といったことが発生します。特に濃色ではその傾向が強く出てしまいます。 また、タオル上で高低差がある部分(タオルの生地の中の凸凹・四方の耳の部分等)は発色が悪く見えてしまいます。色味が不安な方はまずは1枚サンプルで作成してみた後、本注文をいただくことをおすすめしております。
ヘム・メロウ縫製部分の上の印刷について
タオルは布製品であるため、サイズに個体差が発生してしまいます。そのことから、ヘム縫製部分にデザインをしても、意図どおりに印刷されない、位置がずれる、といったことが発生するため、デザイン制作の際はご注意ください。 また、ミニハンカチタオルについてはメロウ部分には色がのりませんので予めご了承ください。
1回目と2回目の制作で色味が違ってみえることがあります(色ブレの発生)
フルカラーのインクジェット印刷は、印刷方法の特性に加えて、タオルの布地部分の毛並みを一定に揃えることが難しいことなどの理由から、1回目と2回目の制作で色味が違って見えることは発生してしまいます。 特にグレー系やベージュ系の淡い色、迷彩色や斑模様のデザインは色ブレしやすくなっています。
デザインがない白地部分や抜き部分にインクが付着する場合があります
フルカラーのインクジェット印刷は、染料インクを吹き付けて印刷することから、デザイン付近の白地部分にインクが飛散する場合があります。特に赤・青・黄色などの色はデザイン部分と白生地部分の境界線がぼけやすい傾向にあります。
裏面の周囲へのインク付着について
裏面の周囲にもインクが付着することがあります。特に表面のデザインが周囲ギリギリまである場合に起きやすくなっています。