シャーリングタオルとは?吸水性や肌触り・パイル生地との違いを解説
オリジナルタオルの制作にあたり「シャーリングタオル」という種類を目にしたことはありませんか? 日常使いのタオルの定番として「パイルタオル」のほか、シャーリングタオルも全面にデザインを入れたオリジナルタオル制作に適した特徴を持ちます。 この記事ではシャーリングタオルについて、パイル生地との違いを比較したうえで、その特徴を紹介します。
シャーリングタオルとは
シャーリングタオルとは、パイル生地の表面のループ状の先端部分を平らに切りそろえた「シャーリング生地」を用いたタオルのことです。
タオル全体にデザインを印刷できる特徴から、オリジナルタオルの制作用途として使われることが多いです。
パイル生地とは
パイル生地とは、丸いループ状の糸を織り出した生地のことです。
日常で使われているタオルの多くはパイル生地製のものになります。ふわっとした肌触りで柔らかく、表面がループ状になっており空気層があることから、高い保温性があります。また、ループ状になっていることで表面積も広くなるため、吸水性が高いことも特徴です。
パイル生地を用いたパイルタオルには、全面がパイル生地のパイルタオルと、端が平織りで平らな生地になっている平地付きタオルという種類があります。パイルタオルをベースにオリジナルタオルを制作する場合は、一般的には平地付きタオルが採用され、平地の部分にロゴや社名などの名入れプリントを施します。
シャーリング生地とは
シャーリング生地とは、ループ状に織られたパイル生地の表面の先端部分を平らに切りそろえる「シャーリング加工」を施した生地のことです。なお、シャーリング加工は表面のみに行うため、裏面はループ状のパイル生地のままの状態となっています。
つまり、パイル生地に「表面のループ状の先端部分を平らにカットする」というひと手間をかけたものが、シャーリング生地です。
シャーリングタオルの特徴
シャーリングタオルは肌触りがよく、高級感があることが特徴です。表面が平滑に切りそろえられていることからインクがのりやすく、全体にデザインを入れたオリジナルタオルの制作に適しています。
印刷がきれいに反映される
表地のループが平らに切りそろえてあることから、シャーリングタオルには印刷したデザインがきれいに反映されます。これは、凸凹した紙よりも表面が平らな紙の方が文字を書きやすいのと同じ要領です。
こうした特徴から、シャーリングタオルはイベントグッズやコンサートグッズなど、全面に多彩なデザインを印刷する用途などに活用されています。
さらさらとした肌触り
シャーリングタオルは、表面が滑らかで光沢があり、ベルベットのような高級感があります。表面がさらさらとしていて肌触りがよいことも魅力です。
「吸水性が低い」は誤り
「シャーリングタオルはループを切っているので、吸水性が低いのでは?」「印刷を施したシャーリングタオルは、染料でコーティングされていて吸収性が劣るのでは?」とイメージされることがありますが、これは誤りです。
シャーリングタオルで吸水性が劣るのは、主に製造工程で柔軟剤を使用している一部の商品に限られます。シャーリングタオルはループ状の先端部分を切ることによって、繊維と繊維に隙間ができて表面積が広がっているため、高い吸水性があるのです。
ただし、先端部分をカットしている分だけ生地が減っているため、タオル全体の吸水量は加工前のパイル生地よりも低下します。スポーツや夏フェスで使うケースなど、吸水性を重視したい場合には厚手のタイプを選ぶとよいでしょう。
まとめ
タオル全体にデザインを入れるオリジナルタオルの制作には、印刷がきれいに反映されるシャーリングタオルが適しています。高級感があり肌触りがよく、見た目も機能面も優れています。
ラクスルではミニハンカチタオルからハンドタオル、フェイスタオル、マフラータオル、スポーツタオル、バスタオルなど、さまざまなサイズのシャーリングタオルを取り扱っています。フルカラーでの全面印刷も可能です。ギフト制作には、ぜひラクスルをご活用ください。
▼ラクスルのシャーリングタオルの一例
- オリジナルシャーリングハンドタオル(153匁):100枚75,570円
- オリジナルシャーリングフェイスタオル(320匁):100枚117,040円
- オリジナルシャーリングマフラータオル(300匁):100枚117,040円
- オリジナルシャーリングスポーツタオル(484匁):100枚168,190円