Tシャツ

オリジナルTシャツのプリント方法の種類を解説

オリジナルTシャツ作りで、商品選びと同じくらい大事なことがプリント方法選びです。ラクスルでは「シルクスクリーン印刷」と「インクジェット印刷」の2種類の印刷方法から選べます。「シルクスクリーン印刷」ではシンプルな文字・ロゴ入りTシャツ、「インクジェット印刷」では写真や多彩なイラストが入ったTシャツを印刷するときにおすすめします。

自分でTシャツにプリントする場合は、アイロンプリントシートやステンシルシート、消しゴムハンコなどが活用できます。印刷方法によってプリントできるデザインや作成費用も変わります。それぞれの印刷方法について簡単に特徴を説明しますので、オリジナルTシャツを作る時の参考にしてください。

 

シルクスクリーン印刷とインクジェット印刷の特徴比較まとめ

”デザイン配置”

  インクジェット印刷 シルクスクリーン印刷
注文総額(20枚~) 高い 安い
注文総額(1~19枚) 安い 高い
仕様可能な色数 無制限(金・銀色・蛍光色には非対応) 1色(金・銀色・蛍光色には対応)
繊細な表現
納期(100枚未満の場合) 10日前後 11日前後

ラクスルでオリジナルTシャツに印刷できる方法は2種類

 

ラクスルでの印刷方法は、シルクスクリーン印刷(単色印刷)とインクジェット印刷(フルカラー印刷)から選べます。シルクスクリーン印刷は、色鮮やかな仕上がりが特徴です。インクジェット印刷は、フルカラーで作成したデザインを再現することができます。それぞれに長所と短所があります。

 

シルクスクリーン印刷はシンプルなロゴや単色デザインのTシャツ向き

シルクスクリーン印刷は、版とよばれるデザインの型を直接生地に乗せ、インクを擦り付けてプリントする方法です。生地に直接インクを乗せるため、インクの色が鮮やかに再現されます。

デザインごとに版の制作が必要となるため、単色でシンプルなデザインのTシャツ制作に適しています。写真やグラデーションなどのフルカラー印刷や細かいデザインの表現には向いていません。色は62色から選択可能です。金・銀・蛍光色などの特殊カラーにも対応しています。綿やポリエステル、ナイロンなど、さまざまな素材に対応できるプリント方法です。

 

シルクスクリーン印刷の単価

シルクスクリーン印刷では、Tシャツの発注枚数にかかわらず版代(ラクスルの場合、税込5,500円〜)がかかります。発注数量が多くなれば1枚あたりの単価はインクジェット印刷より安くなります。また印刷箇所が増えるとその分料金も上がります。発注数量が少ない場合でも版代がかかるためは、1枚あたりの単価が高くなります。

ただし、20枚〜100枚以上など発注数量が多くなれば、1枚あたりの単価はインクジェット印刷より安くなります。シルクスクリーン印刷の1枚あたりの印刷代はインクジェット印刷よりも安いためです。

なお、シルクスクリーン印刷ではデザインひとつにつき製版が必要となるため、印刷箇所が増えるとその分料金も上がります。 

ラクスルでは最新の注文から6ヶ月間「版」を保存しますので、期間を空けておなじデザインのTシャツを増刷する際は、版代がかかりません。

 

シルクスクリーン印刷の注意点

単色印刷のみの取り扱いとなります。また、版の作成とインクの調合などが必要なので、即日出荷には対応できません。

▶シルクスクリーン印刷の詳しい情報

 

インクジェット印刷はカラフルなTシャツ向き

インクジェット印刷は、専用のインクジェットプリンタを使用してデザインをフルカラープリントする方法です。色数制限がなく、データの色味にあったインクをプリンタから直接生地に吹きかけて再現するため、グラデーションの写真やイラストの印刷といった繊細な表現にも対応できます。ただし、ますが、金・銀・蛍光色などの特殊カラーには対応していません。

インクジェット印刷は版が不要なデジタルプリントのため、フルカラーデザインを1枚からでも発注可能です。少量の枚数を発注する場合は、即日生産にも対応しています。また、デジタルデータごとにプリントできるため、Tシャツ毎に名前や番号を変えたい場合などにも対応可能です。

 

インクジェット印刷の単価

インクジェット印刷では「版」が不要なため、色数や発注数量が増えてもTシャツ1枚あたりの金額に変更はありません。おおよそ20枚まででしたら、シルクスクリーン印刷より割安となります。

 

インクジェット印刷の注意点

インクジェット印刷に対応していない商品がありますので、各商品詳細ページでご確認ください。またインクを吹き付ける印刷方法なので、プリント部分の通気性が悪くなります。

自分でTシャツにプリントをする方法

自作のデザインを自分でTシャツにプリントすることもできます。自分でTシャツにプリントする場合は、アイロンプリントシートやステンシルシート、消しゴムハンコなどを使用するとよいでしょう。

フルカラーデザインにアイロンプリントシート

アイロンプリントシートは、アイロンの熱でデザインを布に転写できるシートです。インクジェットプリンタでデザインをアイロンプリントシートに印刷すれば、フルカラーのデザインもプリント可能です。なお、手書きのデザインもスキャナーで取り込んでシートに印刷すれば転写できます。

アイロンプリントシートは、アイロンの熱でデザインを転写するだけで仕上がること、1枚500円程度で購入できることから、初めての方も取り組みやすいプリント方法です。

アイロンプリントシートを使ったプリントに必要な材料や細かい手順については、こちらをご覧ください。

アイロンプリントでオリジナルTシャツを自作する方法

 

シンプルなデザインにステンシルシートや消しゴムハンコ

シンプルなデザインにはステンシルシートや消しゴムハンコの使用が適しています。ステンシルシートとは、絵や文字、マークなどの柄を切り抜いたシートです。型抜きしたステンシルシートをTシャツの上に置き、上からペイントしたりスプレーをかけたりするとプリントできます。

消しゴムハンコは、消しゴムはんこ用の消しゴムをカッターナイフなどで削ってスタンプを自作し、布などにプリントする方法です。星やハートのような小さくてシンプルなデザインのスタンプ作成に適しています。

ステンシルシートや消しゴムハンコ用消しゴムは、100円ショップでも購入可能です。

ステンシルシートや消しゴムはんこを使ったプリントに必要な材料や細かい手順については次の記事でご紹介しています。

オリジナルデザインをプリントしたパーカーの自作方法

 

オリジナルTシャツを作ってみよう

オリジナルTシャツは、デザインや色など多彩な表現ができます。こちらの記事を参考にプリント方法を選んで、素敵なオリジナルTシャツを作成してみましょう。

▶オリジナルTシャツの詳しい作り方