オリジナルTシャツを販売できるサービスと制作のコツ
オリジナルTシャツを販売する方法
オリジナルTシャツの販売方法は大きく分けて2種類あります。ネットショップやドロップシッピングサービスでオリジナルTシャツの販売が可能です。自分に合ったサービスを利用するようにしましょう。
ネットショップとドロップシッピングサービスの比較
販売方法 | ネットショップ | ドロップシッピングサービス |
商品の保管 | 必要 (受注販売の場合を除く) |
不要 |
商品の発送元 | ショップ | メーカー (工場) |
商品の発送作業 | 必要 | 不要 |
仕入れコストの削減 | 可能 (発注方法や決済方法の変更によって安くなる場合がある) |
不可能 (各サービスで固定されている) |
開設または登録にかかる費用 | 無料の場合が多い | 無料 |
ネットショップで出品し販売する
自分のネットショップを作成し、そこに商品を掲載してオリジナルTシャツを販売するという方法です。様々なネットショップ作成サービスがあり、簡単に自分のショップを作成できます。ただし、ショップの宣伝をしなければ多くの方に利用してもらうのは難しいでしょう。
メリットは、自分だけのショップの中でオリジナルTシャツを販売できるため、競合サービスの価格と比較されにくい点です。ネットショップでの販売は、効果的な手段で集客ができる方に適しています。
ドロップシッピングサービスを利用し販売する
ドロップシッピングは、注文された商品を工場からお客様へ直接届けるサービスです。オリジナルデザインのTシャツをWeb上に掲載し、注文が確定するとデザイン作成者に報酬が入ります。原価のコストがかからないため資金がない方でも始められますが、自分で作成して販売する場合よりも手数料が高くなることがあります。
基本的には、他の出品者の商品と一緒に掲載されるため、集客をする必要はありません。在庫を持たずに販売できるのも、ドロップシッピングの大きなメリットです。
オリジナルTシャツを販売できるネットショップ作成サービス3選
ネットショップ作成サービスには、無料プランとサービスが充実した有料プランがあります。使いたい機能やターゲットに応じて利用するサービスを選びましょう。
BASE
BASEは、無料で自分のネットショップが作れるサービスです。初期費用や月額費用をかけずにショップの開設や運営ができます。商品が売れたときと売上金が口座に振り込まれるときのみ手数料がかかります。登録できる商品数には制限がなく、商品の価格を自分で設定可能です。また、受注販売に便利な「予約販売 App」も使えます。
月額料金が無料の「スタンダードプラン」と、月額料金がかかるものの手数料が安い「グロースプラン」があります。クレジットカードやキャリア決済など、多彩な支払い方法に対応しているのもBASEのメリットです。
minne
minneは国内最大級のハンドメイドマーケットサイトです。雑貨やアクセサリーを始め、食器やファッションアイテムなど約20種類のジャンルを取り扱っています。女性のユーザーが多いサービスのため、女性にターゲットを絞ってオリジナルTシャツを販売したい方におすすめです。
minneのアプリを使用すればスマホ1台でショップの開設が可能です。また、作り手向けのイベント開催や勉強会があり、スキルを学びながらショップを運営できます。サービスの利用によってかかる費用は、商品が売れたときの販売手数料と報酬の振込手数料のみです。
カラーミーショップ
カラーミーショップは、多くの法人がECサイトを構築しているネットショップ作成サービスです。もちろん、個人でも自分のショップを開設できます。低コストで利用できるリスティング広告や、「Instagramショッピング」との連携など集客機能が豊富です。また、サポート体制が充実しており、メールや電話、チャットで相談できます。
月額料金が無料のプランは10ページ、有料プランは1万ページまで編集が可能です。どのプランも商品数に制限はありません。
オリジナルTシャツを販売できるドロップシッピングサービス3選
ドロップシッピングサービスでは、無料で会員登録やTシャツの販売ができます。在庫を持たずにオリジナルTシャツを販売したい場合は、ドロップシッピングサービスがおすすめです。
ClubT
ClubTは、タオルやトートバッグなどの販売や購入ができるドロップシッピングサイトです。無料で自分のショップを開設でき、商品の作成や登録ができます。退会時に退会手数料として5,000円が報酬から差し引かれますが、登録時や販売開始時に手数料はかかりません。Tシャツはサイズやカラーが豊富に揃っており、アパレルメーカーの品質チェックを通過するほどの品質の高さが魅力です。
T-SHIRTS TRINITY
T-SHIRTS TRINITYはTシャツを始め、日用品や雑貨も取り扱っているサービスです。デザインを作成してアップロードすれば全アイテムにレイアウトされ、90種類以上の商品を一気に作れます。また、デザインのテンプレートが用意されており、初心者でも簡単にオリジナルグッズを作成可能です。会員登録時や退会時に手数料はかかりません。ただし、退会すると報酬が無効になるので、支払いが完了してから退会手続きをしましょう。
UT-me!
UT-me!は、ファストファッションブランド「UNIQLO」を展開する株式会社ユニクロが提供するサービスです。操作性抜群のスマホアプリでデザインを作成できます。
売れるオリジナルTシャツを作るコツ
購買意欲をかき立てるオリジナルTシャツを作るには、ターゲット層の明確化やトレンドのチェック、デザイン作成のポイントの確認をするのがおすすめです。
ターゲット層を明確にする
オリジナルTシャツを作るにあたって、まずは誰に売りたいのかをはっきりさせることが大切です。年代や性別はもちろんのこと、「エレガントな雰囲気を演出したい人」「カジュアルに着こなしたい人」など、具体的に対象をイメージできるように言語化しましょう。ターゲットが明確になると、デザインの方向性が決まりやすくなります。
売れているTシャツのデザインやトレンドをチェックする
次に、実際によく売れているTシャツを調べてみましょう。多くのネットショップ作成サービスやドロップシッピングサービスでは、売れ筋情報をチェックできます。実店舗を見て回ることでも売れ筋のリサーチが可能です。 売れ筋とともに、トレンドを把握することも重要です。ファッション系のネットショップでTシャツを購入する人は、ファッションへのこだわりがありトレンドに敏感な傾向があります。ファッションブランドのサイトやSNS、ファッション誌などで何が流行しているか確認しましょう。
Tシャツのオリジナルデザイン作成のポイントを確認する
おしゃれなTシャツを作るために、情報量、配色、フォント、オブジェクトの配置を意識してデザインを作成しましょう。
▶おしゃれなTシャツのオリジナルデザインを作成するコツはこちら
オリジナルTシャツを上手く販売するコツ
オリジナルTシャツを上手く販売するためには、自分で作った商品を多くの人に知ってもらう必要があります。ネットショップ、ドロップシッピングサービスのいずれの販売方法を利用しても競合が多いため、宣伝や集約の工夫が必要です。
SNSで宣伝する
InstagramやX(旧ツイッター)などに商品の写真や動画を投稿することで簡単に宣伝できます。基本的には無料で使えるツールなので、コストがかかりません。ブランディングやファン作りにも効果的です。 ただし、アカウントを作って投稿するだけでは、商品やブランドを認知してもらうことは難しいので、投稿頻度を上げたり、プレゼント企画を実施したり、アカウントの認知度が上がるような取り組みが大切です。
新しいデザインを追加していく
1つのデザインだけで販売し続けるのは難しいため、様々なユーザーの好みに合うデザインを追加していくのがおすすめです。頻度高くデザインが追加されれば、それだけで話題作りにもなります。また、売れる商品のリサーチなどにも役立ちます。
オリジナルTシャツを販売するときの注意点
自分で着るためであっても販売目的でも、著作権の侵害にあたるデザインは無断使用ができません。どうしてもTシャツにプリントしたい場合は、権利者の許可が必要です。